ホワイトニングは、薬剤や機器の都合で、原則として費用に比例して白くなります。
         なので、「どれくらい白くなりたいのか」「どれくらい費用をかけられるのか」は最初に決めてください。
         
ホワイトニングを受けられるところ
         ホワイトニングを受けられるところはいくつかあります。
         
          
         1.歯科医院
         虫歯治療をメインの診療にしているところでもホワイトニングに対応してくれるところも多いです。
                    1-1.オフィスホワイトニング
         歯科医院にて、歯科医師または歯科衛生士がホワイトニングの施術を行います。
          高濃度の薬剤(過酸化水素など)を使うことで、短期間で歯を白くすることが出来ます。
         目標とする白さにより複数回の照射が必要になることがあります。
         ホワイトニングの効果は、生活習慣や歯の状態によっても異なりますが徐々に落ちていきます。白さを維持するためには1年に1度程度、オフィスホワイトニングをするか、ホームホワイトニングの併用をする方もいます。
         相場 15,000円~30,000円
         メリット
         ・個人差はありますが1回で白さを実感できます。
                    デメリット
         ・費用がやや高い。
           ・一時的に痛みを伴うことがあるが、多くの場合24時間以内に収まります。
          ・施術後、飲食の制限があります。
                    注意点
         過酸化水素を使いブリーチング(漂白)を行うものと、ポリリン酸のみを使用したもの(クリーニング)は全く別物ですのでご注意ください。効果も価格もかなり違います。(後者のほうが圧倒的に安い。(一万円以下))
          確認して、納得した上で施術をうけるようにしてください。
         
                  一般的な施術の流れ
          ホワイトニングに関するカウンセリング行い施術内容や費用の説明をします。
           口の中の状態を検査する。場合によってはむし歯の治療も行います。
           歯の色見本(シェードガイド)を用いて、現在の歯の色を確認します。
           効果を確認するために施術前の写真を撮ります。
           専用のジェルを塗布した後、光を照射します。
          最後に歯の色を確認します。         
         1-1-1.ティオン
         低刺激で比較的安い料金で施術を行えます。ただし、オフィスホワイトニングの中では効果は低めです。
                    1-1-2.ポリリン酸ホワイトニング
         料金がリーズナブルです。過酸化水素にポリリン酸を配合することにより、歯や歯茎への負担を減らし、痛みや不安をなるべく感じないように施術が行なえます。その分、歯科医院のホワイトニングの中では効果は低めです。
                    1-1-3.マイスタープラスホワイトニング
         最新のホワイトニング方法です。痛みも少なく効果も高いです。
         
           1-2.ホームホワイトニング
         歯科医院で自分の歯型に合ったトレー(マウスピース)を作成し、そこにホワイトニングジェルを入れて歯を白くする方法です。
         時間や期間は歯科医院や個人差によって異なります。
         相場 15,000円~30,000円
         メリット
          自分の好きな白さに調節できます。
           オフィスホワイトニングに比べて薬剤の刺激や痛みも少ないです。
           オフィスホワイトニングよりも安いことが多いです。
          一度作ったマウスピースは数年は使用可能
         デメリット
          毎日継続して薬剤を浸透させなければならない手間があります。
           白くなるまでの期間が長いです。
          作業が不十分だった場合、ホワイトニングの効果が落ちます。
          
          
                  一般的な施術の流れ
                    歯科医院にて
          カウンセリングを行い、施術内容や費用の説明をします。
           口の中の状態を検査する。場合によってはむし歯の治療も行います。
           歯の色見本(シェードガイド)を用いて、現在の歯の色を確認します。
           効果を確認するために施術前の写真を撮ります。
           マウスピースを作成するための型をとります。
          後日、試着して使用感を確認します。
         自宅にて
          マウスピースにホワイトニング剤を入れます。
           口に装着して2時間程度待ちます。
           使用後はマウスピースを洗浄して、歯も磨きます。
         歯科医院にて
          1~2週間後、白さを確認します。
          
         1-3.デュアルホワイトニング
         オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行います。
           短期間で白くなり、白さを維持できる期間も長くなります。
         1’.ホワイトニング専門歯科医院
         数は少ないですが、むし歯の治療は行わず、ホワイトニングのみを行っている歯科医院があります。審美に特化していることが多く、「ラミネートベニア」などホワイトニング以外の歯を白く見せる提案をしてくれます。
         2.ホワイトニングサロン
         法律で歯科医や歯科衛生士しかホワイトニングができないが、自分ですることでこれを回避してホワイトニングをすることができます。ただし、強い薬剤を使うことができないので安い反面、効果は低いです。
                    2-1.セルフホワイトニング
                    サロンに行き、自分の手でホワイトニングを行います。サロンのスタッフから施術方法の説明を受けます。その後、自分で器具を使用してホワイトニングを行います。
         歯の漂白をするのではなく、表面のステイン(着色汚れ)を落として歯を白くします。市販の歯磨き粉にも含まれているポリリン酸を利用します。
          タバコやコーヒーを愛飲している方は、歯に汚れが付きやすいので白さを実感できやすい。
         メリット
         ・歯科医院のホワイトニングより費用が安い
         デメリット
         ・白さを実感できない事がある。
          一般的な施術の流れ
          サービスの説明と歯の状態の確認します。
           歯のトーン(色)を確認します。
           歯磨きをして、器具を装着して薬剤を散布して光を照射します。
           「2」をもう一度繰り返します。
           歯のトーン(色)の変化を確認します。
         
         3.市販歯磨き粉
         あまり白くなりません。
           基本的な考え方はセルフホワイトニングと同じで歯の表面に付いている汚れを落とします。
           成分に「ポリリン酸ナトリウム(短鎖ポリリン酸、EXポリリン酸)」が入っていることを確認しましょう。
          「ハイドロキシアパタイト」は汚れがつきにくい歯にする効果があります。         
         ホワイトニングの効果について
         ホワイトニングの効果については「何トーン」または「何段階」白くなったという表現をします。歯の色見本(シェードガイド)を使って確認します。
           持続性は、手法によって異なります。ホームホワイトニングよりもオフィスホワイトニングの方が長持ちする傾向にあります。
         
         まとめ
         「歯を白くしたい」という気持ちがあるのならば、歯科医院で行うホワイトニング一択です。